昭和時代に構想されていたコンピュータ社会

昭和時代に構想されていたコンピュータ社会は、世の中の様々な電子機器が中央情報公社のたった1台のコンピュータの出力として存在する(内部にコンピュータがないから)というもの。
コンピュータ社会はまさに中央情報公社のパソコンだったと言える(コンピュータ社会をデスクトップ画面に喩えたら、操る電子機器はプログラムのアイコン。そのアイコンは言うまでもなくデスクトップ画面上のもの。)。
中央情報公社の1台のコンピュータが世の中の様々な電子機器をそれぞれ違うプログラムで時分割方式で操っている。
1命令の実行時間が0.2マイクロ秒とすると、1000個の電子機器を200マイクロ秒で操れる。
個々の電子機器のプログラムも中央情報公社のコンピュータが内部に有しているので、データのネットワークは存在せず、個々の電子機器が電話回線のように階層状に繋がれているため通信のネットワークなら存在する。
なので出力は数値で指定。
世の中の個々の電子機器には、コンピュータからの出力をアナログ化する装置がある。